外傷・スポーツ外傷のお悩みについて
このような悩みにお答えします。
●野球肘
野球肘(やきゅうひじ)は、投球動作を積み重ねることにより起こります。
正式な医学的名称は上腕骨内側上顆炎「肘の内側の痛み」。別名、リトルリーガー肘、リトルリーガーエルボー、ベースボール肘、ベースボールエルボーとも呼ばれます。
一般に野球の投手に多く見られます。症状は投球のリリースの際に肘に激しい痛みを覚え、投球を困難にさせます。
一球で野球肘になることはなく、長期間に渡る悪いフォームでの投球、過度の投球によって起こります。そのため野球肘は怪我ではなく故障であるといえるでしょう。また類似のものとしてテニス肘があります。
野球肘(やきゅうひじ)は、投球動作を積み重ねることにより起こります。
正式な医学的名称は上腕骨内側上顆炎「肘の内側の痛み」。別名、リトルリーガー肘、リトルリーガーエルボー、ベースボール肘、ベースボールエルボーとも呼ばれます。
一般に野球の投手に多く見られます。症状は投球のリリースの際に肘に激しい痛みを覚え、投球を困難にさせます。
一球で野球肘になることはなく、長期間に渡る悪いフォームでの投球、過度の投球によって起こります。そのため野球肘は怪我ではなく故障であるといえるでしょう。また類似のものとしてテニス肘があります。
●テニス肘
テニス肘(テニスひじ)は、テニスなどのラケットを使用するスポーツをする人にみられる上腕骨外側上顆炎または上腕骨内側上顆炎(肘の外側か内側かのどちらかが痛む)ことです。
「肘の外側が痛い人」については、上腕骨外側上顆炎はバックハンドストロークで発生するため、バックハンドテニス肘と呼ばれます。これに対し、「肘の内側が痛い人」は、上腕骨内側上顆炎はフォアハンドストロークで発生するのでフォアハンドテニス肘と呼ばれます。いずれも使いすぎ障害で、初心者や筋力の弱い中年の女性(40~50歳)に多く発生する症状です。
テニス肘(テニスひじ)は、テニスなどのラケットを使用するスポーツをする人にみられる上腕骨外側上顆炎または上腕骨内側上顆炎(肘の外側か内側かのどちらかが痛む)ことです。
「肘の外側が痛い人」については、上腕骨外側上顆炎はバックハンドストロークで発生するため、バックハンドテニス肘と呼ばれます。これに対し、「肘の内側が痛い人」は、上腕骨内側上顆炎はフォアハンドストロークで発生するのでフォアハンドテニス肘と呼ばれます。いずれも使いすぎ障害で、初心者や筋力の弱い中年の女性(40~50歳)に多く発生する症状です。
●オスグッド・シュラッター病
オスグッド・シュラッター病とは、サッカーやバスケットボールなどのスポーツをする中学生や高校生に多く見られる、膝のお皿の下にある脛骨(けいこつ)が出っ張って痛むという骨軟骨炎です。
オスグッド・シュラッター症候群(オスグッド・シュラッターしょうこうぐん)とも呼ばれます。
多くの患者は、膝の脛骨の付近の痛みや膝裏の痛みを感じています。様々なスポーツで断続的にジャンプや屈伸を行うことにより、大きな衝撃が膝(脛骨)付近に生じ、脛骨粗面(けいこつそめん、「じん帯が付く部分」)付近に炎症が生じます。
脛骨粗面に存在する骨端核に機械的牽引力がかかることに起因するとされます。このため10 ~15歳の活発な発育期の男子に多く発生し、運動時に症状が強く現れます。膝伸展機構(ひざの曲げ伸ばし)は大腿四頭筋から膝蓋骨・膝蓋靭帯・膝蓋腱、脛骨粗面(股関節付近から太もも、ひざのお皿の下の部分)へと連続します。
オスグッド・シュラッター病とは、サッカーやバスケットボールなどのスポーツをする中学生や高校生に多く見られる、膝のお皿の下にある脛骨(けいこつ)が出っ張って痛むという骨軟骨炎です。
オスグッド・シュラッター症候群(オスグッド・シュラッターしょうこうぐん)とも呼ばれます。
多くの患者は、膝の脛骨の付近の痛みや膝裏の痛みを感じています。様々なスポーツで断続的にジャンプや屈伸を行うことにより、大きな衝撃が膝(脛骨)付近に生じ、脛骨粗面(けいこつそめん、「じん帯が付く部分」)付近に炎症が生じます。
脛骨粗面に存在する骨端核に機械的牽引力がかかることに起因するとされます。このため10 ~15歳の活発な発育期の男子に多く発生し、運動時に症状が強く現れます。膝伸展機構(ひざの曲げ伸ばし)は大腿四頭筋から膝蓋骨・膝蓋靭帯・膝蓋腱、脛骨粗面(股関節付近から太もも、ひざのお皿の下の部分)へと連続します。
●肉離れ
肉離れ(にくばなれ)とは、急激に筋肉(骨格筋)が収縮した結果、筋膜や筋線維の一部が損傷することです。
完全に断裂する筋断裂、直接的な外力による打撲とは異なります。スポーツをしている最中に起こりやすく、筋肉が収縮している(力が入っている、力んでいる)時に強制的に引き延ばされることにより生ずることが多くあります。
大半は下肢に発生し、大腿四頭筋・ハムストリングス・腓腹筋(ふくらはぎ)に多く起こります。
代表的なものとしてはサッカーのシュート動作での大腿四頭筋の大腿直筋、短距離走でのハムストリングス(太ももの後ろ)テニスやバドミントンの切り返し動作での腓腹筋の内側頭などが挙げられます。
肉離れ(にくばなれ)とは、急激に筋肉(骨格筋)が収縮した結果、筋膜や筋線維の一部が損傷することです。
完全に断裂する筋断裂、直接的な外力による打撲とは異なります。スポーツをしている最中に起こりやすく、筋肉が収縮している(力が入っている、力んでいる)時に強制的に引き延ばされることにより生ずることが多くあります。
大半は下肢に発生し、大腿四頭筋・ハムストリングス・腓腹筋(ふくらはぎ)に多く起こります。
代表的なものとしてはサッカーのシュート動作での大腿四頭筋の大腿直筋、短距離走でのハムストリングス(太ももの後ろ)テニスやバドミントンの切り返し動作での腓腹筋の内側頭などが挙げられます。
●筋挫傷・損傷(きんざしょう・そんしょう)症
筋挫傷・損傷には急性(一回で痛めた)と亜急性(慢性的に痛めた)があります。
急性のものは、極度の外力により筋肉が傷を受けた時に痛める事がもっとも多く、慢性のものは、繰り返し持続的に受ける事で筋肉が慢性疲労の状態になり痛める事が多いです。
筋挫傷とはその名の通り、筋肉組織が挫傷したことを言います。筋肉や腱が衝撃または無理に伸ばされることによって生じる怪我です。スポーツの場でよくある肉離れや筋違いは、この筋挫傷の代表的な症例と言えます。
足を筋挫傷してしまった場合は、軽度であれば立ったり歩いたりすることは可能ですが、重度のものとなると立つことはもちろん動かすことも出来ず、腫れや痛みも相当なものになるでしょう。
筋挫傷・損傷には急性(一回で痛めた)と亜急性(慢性的に痛めた)があります。
急性のものは、極度の外力により筋肉が傷を受けた時に痛める事がもっとも多く、慢性のものは、繰り返し持続的に受ける事で筋肉が慢性疲労の状態になり痛める事が多いです。
筋挫傷とはその名の通り、筋肉組織が挫傷したことを言います。筋肉や腱が衝撃または無理に伸ばされることによって生じる怪我です。スポーツの場でよくある肉離れや筋違いは、この筋挫傷の代表的な症例と言えます。
足を筋挫傷してしまった場合は、軽度であれば立ったり歩いたりすることは可能ですが、重度のものとなると立つことはもちろん動かすことも出来ず、腫れや痛みも相当なものになるでしょう。
●関節痛
関節痛は、常に関節が原因で起こるとは限りません。
関節痛には、炎症性関節痛(常に痛い)と非炎症性関節痛(動かすと痛い)の2種類の関節痛があります。
炎症性関節痛は膠原病、脊椎関節炎、感染性関節炎、リウマチ熱、痛風などです。それに対して、非炎症性関節痛は、外傷や変形性関節疾患などです。
運動によって起こる指、肘(ひじ)や膝(ひざ)、肩などの関節痛は半月板損傷や靭帯損傷などがあります。
また骨関節症は、関節軟骨の変性および骨棘(骨の端が尖がってしまったもの)突出によるもので、45歳以上の人に非常によく見られます。関節痛の原因には、軟骨の擦り減り、過度の運動または運動不足、老化、肥満、免疫異常などがあります。
関節痛は、常に関節が原因で起こるとは限りません。
関節痛には、炎症性関節痛(常に痛い)と非炎症性関節痛(動かすと痛い)の2種類の関節痛があります。
炎症性関節痛は膠原病、脊椎関節炎、感染性関節炎、リウマチ熱、痛風などです。それに対して、非炎症性関節痛は、外傷や変形性関節疾患などです。
運動によって起こる指、肘(ひじ)や膝(ひざ)、肩などの関節痛は半月板損傷や靭帯損傷などがあります。
また骨関節症は、関節軟骨の変性および骨棘(骨の端が尖がってしまったもの)突出によるもので、45歳以上の人に非常によく見られます。関節痛の原因には、軟骨の擦り減り、過度の運動または運動不足、老化、肥満、免疫異常などがあります。
●捻挫
捻挫(ねんざ)、または挫き(くじき)は、関節に関節の許容範囲を超えた動きが与えられた為におきる損傷の一つです。
多くは患部に痛みと腫脹、熱感を伴います。一般用語として多用されますが、医学用語としては更に損傷部位を限局し、○○靭帯損傷ということが多いです。
捻挫とは文字通り関節を「捻り挫く(ねじりくじく)」事をいい、骨と骨を繋ぐ関節周辺部位のじん帯などの損傷、関節を包む関節包や骨と骨を繋ぐ靭帯などを損傷した状態を指します。関節に、可動許容範囲(関節の動かせる範囲)を超えた動きが強要される為、関節周囲の組織の損傷は大なり小なり必ず起こります。多くは損傷に連動して患部に痛みや腫脹、熱感等の炎症を引き起こします。
捻挫(ねんざ)、または挫き(くじき)は、関節に関節の許容範囲を超えた動きが与えられた為におきる損傷の一つです。
多くは患部に痛みと腫脹、熱感を伴います。一般用語として多用されますが、医学用語としては更に損傷部位を限局し、○○靭帯損傷ということが多いです。
捻挫とは文字通り関節を「捻り挫く(ねじりくじく)」事をいい、骨と骨を繋ぐ関節周辺部位のじん帯などの損傷、関節を包む関節包や骨と骨を繋ぐ靭帯などを損傷した状態を指します。関節に、可動許容範囲(関節の動かせる範囲)を超えた動きが強要される為、関節周囲の組織の損傷は大なり小なり必ず起こります。多くは損傷に連動して患部に痛みや腫脹、熱感等の炎症を引き起こします。